1年のうち360日を霧に包まれている“霧の中の小学校”を舞台に、転校生の少女ジウンと仲間たちが校内で続発する怪事件に立ち向かう児童小説。担任教師の行き過ぎた指導や家庭内暴力、SNSをめぐるトラブルなど、現代社会が抱えるリアルな恐怖を交えたストーリー展開も相まって、韓国での刊行時(2021年8月~2022年2月)に多数のメディアで取り上げられ、現地の子どもたちから絶大な支持を得た児童小説の邦訳版に当たる。2023年6月初版/128~144ページ。

著者ポリン
センゲ
訳者渡辺麻土香
分野絵本・児童書