ウクライナの絵本作家がロシアによる侵略直後から鉛筆1本で描いた、戦禍のドキュメンタリー。ロシアがウクライナを侵略した2024年2月24日から、絵本作家であり2児の母親でもある原著者はマンションの地下室で避難生活を余儀なくされる。そして居住地のハリコフ(ハルキウ)から西部の街リヴォフ(リヴィウ)を経て、ブルガリアまで逃れていく過程を絵と文章で綴り、Instagramで公開していた。それを韓国の出版社が2022年4月、世界に先駆けてハングルで書籍化したところ大きな反響を呼び、イタリア、ドイツ、ルーマニア、フィンランドなど各国でも出版が決定し、ここ日本でも翻訳出版されるに至った。アジア初のユニセフ親善大使でもある黒柳徹子氏が推薦文を寄せている。2022年9月初版/全136ページ。

著者オリガ・グレベンニク
ロシア語監修奈倉有里
訳者渡辺麻土香、チョン・ソウン
分野戦争関連書籍/日記・書簡